リデット・エンターテイメントが新団体を設立。社外取締役の田村潔司がエグゼクティブディレクターに就任。
NOSAWA論外やカズ・ハヤシも参画。オブザーバーとして長州力も参加。そして元レッスルワンの選手が2人所属。
目指すところは「THE UWF」とのこと
とはいえストロングスタイル、ルチャ、アメプロ経験者と色濃いメンバーが集結。
初戦になる10.15後楽園『GLEAT Ver.0』では、プロデューサーやオブザーバーに名を連ねるレスラーの世界観や参加する選手のどういう部分を見てもらっても構わないと。
UWFの名前は度々出てきますが、どこまで出来るんでしょう?
例えばビッグマウスラウド。
スーパーUWFをやろうとしてやらなかった。
前田日明と船木誠勝はやる気だったのに…
柴田勝頼はある種成功例だとは思っています。
喧嘩ストロングスタイルと言われた彼の戦い方を総合のフィルターを通して洗練させた上、ベルトに手が届く寸前まで(しかもIWGPヘビー)いけました。
その後色々なことが起こってしまいましたが、プロレスラーとして総合のリングに上がる姿勢は熱い物がありました。
船木誠勝の復活もこの団体がきっかけでしたね。
とはいえこれはビッグマウス退団後にあったことがほとんどですがw
世代的には新日本対UWFは覚えてないことが多いんですよね。全日本派というか、兄が全日本中継しか録画してなかったので。
その他でもいわゆる格闘プロレスは結構短命で終わることが多い印象。
U-FILE CAMPは田村潔司対ジョシュ・バーネットの試合は熱かったですよね。しかしその後の動向はなかなかディープな情報網がないとわからない感じでした(私はわかりませんw)し、主宰する団体は色々ありましたが現在はジムのみになっています。
バトラーツは長く続きましたし、日高郁人や田中純二など今も現役のレスラーも多いのですが、団体が掲げる試合スタイルとは違う感じですし、結構エンタメ寄りの試合はテレビで流れたりはしましたが…元々はかなり危険なルールでまさにバチバチでしたが、それが表(テレビなど)に出ることは少なかったですね。
凄いうる覚えなんですけど結婚する女子レスラーが試合してて、突然マグニチュード岸和田が出てきて「俺が父親だあー!」って言いながらその女子レスラーの頭を小股に挟んだところで他のレスラー達が「娘にラストライドはやめてあげてー!!」と止めていたシーンで大笑いした記憶があるのですがあれはバトラーツで間違い無いでしょうか。
リングもなかった気がするので末期の頃だと思うのですが…
現在でも興業が行われるハードヒットは佐藤光留の自主興業であり、団体ではありません。
少し前に船木誠勝のYouTubeにて質問フォームに寄せられた「スーパーUWFとは何だったのか?」という質問に対し、前田日明との対談形式で答えていました。
- 試行錯誤するつもりではあった。
- 元々のUWFを、一歩二歩進めた感じ。
- プロレスも格闘技も出来る選手を作りたかった。
- 当時のプロレスは日本式のルチャにしか見えなかった。それを新日本スタイルに戻して、さらに一皮剥かせたかった。
- 格闘技の技しか知らなくても積み重ねでプロレスに対応出来る。その代表が藤原喜明。
- ただ格闘家がプロレスの試合をするとプロレスごっこになる場合が多い。プロレスラーにもいる。センスの問題であり、淘汰されるべき。
- 藤原喜明のスタイルを土台に新たなスタイルを作る必要がある。
- プロレスはどちらが試合をコントロールするか、試合の主導権を取り合わないといけない。
- プロの総合格闘家でさえアルバイトをする時代。プロであるなら、有名でお金を稼げるのが当たり前であるはず。
大まかに書くとこういう感じでしょうか。
これが田村潔司の考えるTHE UWFと一致するとは思いませんが、ファンとしては想像の一つのヒントになると思います。
ないとしたら収入面におけるプロ論かなあというのが個人的意見ですね。
プロレスでもインディー団体は多数あり、社会人プロレスとでもいうべきか、兼業レスラーは多数います。
メジャー団体であればプロレスは入門生から始まり、厳しいトレーニング期間を経てデビュー。
自分の時間というものはありませんが、衣食住は提供され、いわゆる食えない状況ではありませんでした。
そして先輩方は良い車に乗って良いものを食べている(時代を感じますねw)
そして自分もそうなることができた。
そういう時代を過ごした、過ごせたから言えることと思われるかもしれませんが、そういうことができていたのも事実。
今となってはメジャースポーツの選手でさえ金銭面で苦労する時代。
徐々に盛り上がってきてはいますが、メジャースポーツとは言い難いプロレス。
紫雷イオは週プロで女子団体の選手は社会人程度もしくはそれ以上もらっていると言っていた記憶はありますが、どこまでの団体がそうなのかは不明。
ここ数年で立ち上げられ、消滅した団体はいくつあるのでしょう?
もちろん、社会人プロレスを否定するつもりはありません。そもそもメジャー並みになるということが全団体のゴールであるとは限りません。認められればそれだけで生活できるのは良いことだとは思いますが。
プロレスや格闘技ではないですが「好きなことで飯を食う」が自分の夢でもあるのでちょっと熱くなってしまいましたw
器用貧乏が一番怖いです。そしてよく言われますw
閑話休題。全日本をよく見ていたので、ちょっと頭をよぎるのは「王道」に関わる問題。昔全日本のアドレスがoudouだったのを覚えている方はいるでしょうかw
キングスロードや王道。そもそも団体名ではなかったもので、流れなどに違いはありますが、現在活動はしていない状況にあります。
曙は故馬場元子夫人から許可をもらい、これから、という時でのアクシデントなので難しいところではありますが。
とはいえ恐らく最も「UWF」というものにこだわり続けた(これが王道との最も大きな違い)田村潔司を始め多くの人間が関わる新団体「GLEAT」
コロナの影響は心配ですが、旗揚げ戦でどのような試合が繰り広げられるか非常に期待しています。
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