内藤哲也二冠達成!しかし…
オカダ対内藤なら内藤が勝つとは思っていました。
でも二冠は今までいなかったか?ということを書いてきました。
高山善廣のNWFとの二冠。あれはまだ新日本の象徴であったアントニオ猪木があえて外敵を送り込んだからこそ、価値があったものだと思います。
小島聡の三冠との四冠。これはまだ新日本と全日本との差がそこまで開いていないからこそのものだったと思います。
では今の二冠は?新日本一強の時代で、二冠を持つ意味は?過去に価値が無いものとして破壊したものを持つ意味は?
そういう疑問というか、内藤は嫌いでは無いけど今の動きに対する疑問をちょっとだけ納得させてくれたのは、KENTAでした。
最悪の敵対者を選んだKENTA
イマイチスッキリしないなあとおもった後に見た試合結果は、予想を覆すものでした。
NEVERを落としたKENTAが早速行動を起こし、あろうことか大合唱をさせなかった。
今までドームのメイン後に挑戦表明した選手は沢山いましたが、白けさせる事はあってもここまでのバッドエンドはなかったでしょう。
「『ブー!』って合唱できただろ?」
新日本の中で飲み込まれないためにKENTAは完全なヒールになることを選びました。
今いないヒールの形
ジェイ・ホワイトはヒールでは無いのか?という疑問もあるとは思いますが、今のプロレスはマイクが必須です。その中で英語しか喋らないというのは少し問題があります。
外道の煽りは素晴らしいですが、それだけでは伝わらない。ここは中邑真輔とサミ・ゼインと同じようにはいかないんだなあと。
会場で見るとまた違うのかな?
ここで必要になるのは、わかりやすい日本人のヒール。
CHAOS,BALLET CLUB,ロスインゴブレナブレスデハポン,そして鈴木軍。
よくよく考えると今の新日本って青義軍以外ヒールユニットしか無いんですね。
バレットクラブ以外は曖昧ですが。
「BALLET CLUBのKENTA」は大事なドーム二連戦を最悪の形で締め括りました。
そして今からあるであろう本人からの日本語でのマイクやバックステージ。
今までのような相手をアイドル扱いしてこき下ろすのか、感情を吐き出していくのかわかりませんが、元はノア内ではありますが内藤的立ち位置にいた選手です。
そしてGHCと言う結果も残している。
これからのKENTAがどうなるかとても楽しみですね。
一つだけ懸念していること
高橋裕二郎みたいにならないよね?
そうなるとフリーの立場だと切られるだろうから、ちょっと頑張ってもらわないと。
余談
クリス・ジェリコの日本好きは本物だなあと感じる良い試合でしたね。
試合後のコメントも最高。
そもそも最初に来日したときに天龍源一郎に日本語でTwitterでリプ送ってたの見て深いリスペクトを感じた。
契約上これが最後になるっぽいけどアメリカ興行なんかでAEWと手を組めたら面白くなるかな?
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