最もプロレスラーらしいプロレスラーは中西学だと思っています。
遥か昔、新日本がエンターテイメント性を大きく打ち出した「WRESTLE LAND」というイベントを行っていました。
当時良くも悪くも話題を振りまいていたハッスルに便乗なのか対抗なのか、結構面白かったです。
その福岡大会。会場は普段ならコンサートや演劇を行うようなホールで、リングサイドは三方向と階段状の座席があり(伝わるかな?)、自分の席は階段状の席のかなり後ろ。
小さな会場とはいえ離れていたのですが、中西はメインの試合で、リングサイドから相手をアルゼンチンで抱えたまま、目の前まで歩いてきました。
怪力ぶりも流石ですが、中西の体の分厚さに驚かされました。
そして純粋なサービス精神に感動しました。
井上亘のジャーマンにより、中心性脊髄損傷になった時も、担架で運ばれる中で「井上!お前は何も悪くないからな!」と叫び続けたそうです。
気は優しくて力持ち。反体制になっても何故か憎めない存在。ゴツゴツとしたファイトスタイルでも意外と器用な面もあり、「上からドン!」という実にシンプルな技でも華になる男。
自分なりの哲学というか、考えがあるらしく、鈴木みのるが「絶対に体に悪い」と言っていたモンスターモーニングも、食べるものや食べる順番が決まっているそうです。
ネットではありますが冠番組を持ち、テレビでも活躍したり、モンスターモーニングが話題になったりと、プロレスラーの中ではかなり知名度の高いレスラーだと思います。
その中西がついに引退…
体が動くうちにという思いがあったのだと思いますが、非常に残念です。
上からドン!は何故かヨシタツが継承するらしいですが、ヨシタツも好きなので何か嬉しいですね。ヨシタツ狂想曲のフェイントにも使えるので良いと思います。
MX?なにそれ?w
最後にストロングマンこないかな…
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