大槻ケンヂの知名度って今どのくらい何だろうか?
「大槻ケンヂと絶望少女達」も8年前か…
「知名度と売上が比例しないバンド」と本人は言っていましたが。何だかんだで今もメジャーレーベルで活躍を続ける自分の好きなバンドで、自分の歴史には欠かせないバンド、筋肉少女帯のお話。
筋肉少女帯との出会い
変な話中学くらいまで私はCDを出している人は大概の人が知っているくらい有名な人なんだという思い込みがありました。
好きな音楽を話す機会があった時に友人達の頭の上に「?」が浮かんでいることにも気づかず。
そういうわけで私は家にあったCDを聞いていたので
筋肉少女帯を普通の音楽として聴いていました。そういうもんなんだと。
テレビの音楽番組やランキングなんかも見てたのに何というか、「自分は普通だ」という認識があって、周りが知らない音楽(とはいえタワーレコードかHMVにはある)を普通のものとして捉えていました。
後々違和感には気づきましたが、刷り込みなのか何なのか好きなアーティスト=筋肉少女帯のまま今に至ります。
音楽性
Wikipedia先生によると
ロック
ハードロック
ヘヴィメタル
プログレッシブ・ロック
パンク・ロック
オルタナティヴ・ロック
ミクスチャー・ロック
ニュー・ウェイヴ
インダストリアル
プログレッシブ・メタル
エクスペリメンタル・メタル
参考:https://ja.m.wikipedia.org/wiki/筋肉少女帯
とこんな感じ。
大槻ケンヂ本人はトラウマパンクと命名してましたね。
中高生のときの私はジャンル分けするというのもザックリとした知識しかなかったので、「ギターで何でもやるバンド」という認識でした。
橘高文彦のテクニカルな部分が自分のイメージに強く反映されていたのでしょう。
とはいえ昔のものもよく聞いていたので説明がつかないところもあるのですが。
魅力
わかんないw
今35だから直撃世代じゃないので偉そうに語れないというところもありますが。
歌詞の独特の世界観とそれに負けない音楽性。
完全に真似というか比較されるバンドはいないだろうという独自性はあるでしょう。
筋肉少女帯と電気グルーヴが私に「音楽とは自由なものだ」ということを教えてくれました。
歌詞のリソースは文学から来ているとはいえ、歌詞に関しては大槻ケンヂ本人が「スランプの時は不条理に逃げるという手もある」と著書で述べていることもあり、作り込みの凄さと良いバランスを取っているのではと。
他の人の歌は良い事だったり、失恋しても強くなれた的なマイナスがプラスになるような曲が多い中、マイナスのまま終わったり、良かったのか悪かったのかわからない曲も多く、多彩な価値観が混在して面白かった。
全く意味のないものもあれば本当の意味での確信犯的な歌詞もある。
自由で猟奇的でちょっと切ない。
私はそういうところに惹かれているのかもしれません。
ラブソングであっても良い曲も多いのですが
老人同士だったり(そして人生は続く)
シリアルキラーだったり(ザジ、あんまり殺しちゃダメだよ)
ゾンビだったり(トゥルー・ロマンス、再殺部隊)
なかなかにパンチの効いたテーマが目立っており、「普通」の人はまあ引くわなwって曲が多くあります。
本人も意地でも売れる詩が書きたくなかった時期もあったらしいです。
私が受けた影響。
前に挙げた通り、「音楽とは自由なものだ」ということを教えてもらいました。変な知識は多いが「普通」というものに疎かった(現に良く言われていたのは「普通そんなことしない」でした)ので、自分の感覚にはバッチリはまっていたんですよね。
そこで対抗心ではないですが、「俺はこのままで良いんだ」と思えるようになりました。
良くも悪くもw
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