自分の中ではスタローンの代表作。
今回はシルヴェスタ・スタローン。なお私はロッキーを見たことがありません。ただこの映画は色々な要素が絡み合った傑作だと思います。
「デモリションマン」のあらすじ
刑事であるスパルタン(スタローン)は多数の人質と共に立てこもる凶悪犯、フェニックス(ヴェズリー・スナイプス)を逮捕するが、フェニックスの罠により人質は全員殺されてしまう。
これによりスパルタンも責任を取る形でフェニックスと共に冷凍刑に処される。
数十年後、犯罪や暴力はなくなり、コンピュータによる管理社会によりクリーンになった世界。
何故か先に仮釈放の審査を受けたフェニックスは検査官を倒し脱獄。
平和ボケした世界では凶悪犯になす術もなく、警察は遥か昔、「壊し屋(デモリションマン)」と呼ばれたスパルタンを解凍し、フェニックスの逮捕を命じた。
20世紀最大の凶悪犯と、壊し屋と呼ばれる警官との戦いが始まる。
大体こんな感じ(だったはず笑)
舞台となる世界はすべての人類にマイクロチップを埋め込み、完全にコンピュータに管理されています。外で暴言を吐くだけでもすぐに機械に名指しで警告され、罰金されるほど。
そしてクリーンには潔癖とも言える要素が含まれており、人と人との直接的な接触は無く、握手などもしません。子供は人工授精。
印象的なのはトイレットペーパーは無く、貝殻が3枚置いてあるとのこと。オチにも使われました。
映画公開当時はウォシュレット普及してなかったんだなあと笑
また、冷凍刑といっても冷凍睡眠の様にただ氷漬けにするだけではなく、更生の為に人格改善やその人に合った職業訓練的な物を睡眠学習的に施されます。ちなみにスパルタンは編み物でした笑
しかし黒幕により、フェニックスには殺人術や武器操作、ハッキングなどの犯罪に関するあらゆる学習が施され、更に思想もより凶悪なものにされています。
印象的な場面
平和なので武器らしい武器は無く、警察もスタンガンで気絶させる警棒を持つ程度。
しかしフェニックスは武器博物館を襲い武器を調達。その時のセリフ「未来ならレーザーがあるはずだ」を聞いて「確かに!」と思った記憶があります。
それだけです笑
未来への警告
多分監督が伝えたいのは未来への警告なんだと思います。
今回はコンピュータ(ということになっている)ですが、誰かの決めた平和は決して良いものではないということ。
そして理想的なのかもしれないけど清潔すぎる社会が、本当に良いのだろうかと。
外で暴言を吐くのは論外ですが、そもそもそういうことをしない人でも規則で決まってるから罰金!というのは息苦しいものだと思います。
まとめ
これは手に入りやすいと思いますが、よくよく調べると20年くらい前の映画なんですね。
もし見かけることがあれば、手にとってみてください。
オススメはしませんが笑
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